最終日を迎えます。
日常の雑多なモノをそぎ落として、中島淳一空間に身を置いていたい開期の日々でした。
自然の中に溶け込むようなうつわたちは、あるようで無い中島淳一さん独自のかたち。
造形的なうつわたちを手に取るごとに、その世界観が伝わってきます。
什器を立体的に配置した空間の中で、作品たちは個々の美を映し出しているように感じます。
自ら組み立てた穴窯に 昨年まで使っていた杉の薪から今回は赤松の薪を使い焚きました。
窯出しされた作品は 本人が納得したものだけ展示されていますので一点一点の鼓動も強く感じます。
毎年入れているどんぐりでの個展は12回目となりました。
変化を続けている中島淳一展ですが、次回はどんな表現を見せてくれるのかも楽しみです。
今開期には、どんぐり壁の無数に空いた釘穴を珪藻土で丹念にふさいでくれた中島淳一さん。
久しぶりに清々しい壁面となり、スポットの電球の大半をLEDにも替える作業もしてもらえました。
開期の日々 ありがとうの時間お流れに、この夏は涼しげに室内時間を過ごせそうです。