団地のベランダ側でチェーンソーの音が鳴り響き、クレーン車も来ています。
窓から見える木々たちが どんどん切り倒されていく音でした。
二階の我が家を取り囲むような木立たちは30数年一緒に暮らしてきた仲間のような樹。
大型改修が進められている団地なのですが、目の前で伐採されていく木々たちを見るのはつらいものを感じました。
昼休み時間の今、作業の人たちは残っている木の下で体を休めています。
午前中に倒された木は、枝振りも良い木々たちで夏の涼も感じさせてくれていたのに、、です。
このところ木にテープが巻かれていたのは気付いていたのですが、まさか切り倒されてしまう木の印しだったとは思いもかけずにいたので、階下に横たわった木々を見ながら深い喪失感が沸いてきています。
土を掘り起こして残していた木々を別の棟周辺で見たのもありました。
「残す木」と「残さない木」は、どこで判断しているのか?知りたくなってきました。
作業の人の休んでいる木にもテープが巻かれているので、これから切り倒されてしまうのかもしれません。
南向きの我が家、、ベランダから見た左右の木々たちが無くなった夏、今後はどんな空気感に。
ぽっかりと向かいの棟との間に空間が出来、視界は広がりましたので新しい風が入ってきました。
今は横たわっている階下の木々は、どこかで活かされますますようにと願いながら 自身も切り替えの時期かもしれないと思ったり、、。
昼休みも終わり、そろそろクレーン車も動き出しました。
今まだ立っている木々の木陰が、いつまでも心に残りそうなきょうの出来事。
チェーンソーの音に背中を押されながら、そろそろどんぐりに向かうことにしましょうか。