5年ほど前に、クッキーという漫画雑誌に連載していたてんてんさんの描いた「ねたみパンダ」は単行本となり、中経出版から本日16日に発売。
単行本になった細川貂々さんの作品はこの「ねたみパンダ」で20冊目となりました。
「ついに20冊めの本 昔のオレは今のオレをねたんでるかも」と本に書かれたサインは、ほほえましくうれしいです。
この作品を掲載していたあの頃は、フラワー通りのどんぐりをスタートさせて少し落ち着いてきた頃に出会った漫画家のてんてんさんでしたが、掲載された漫画の評はあまり上がらずの時期でした。
漫画の世界はあまりよく判らないでいたのですが、てんてんさんの作品が載っている分厚い連載漫画「クッキー」や「コーラス」をどきどきわくわくしながら買いに行ったことなどが今は懐かしく思い出されます。
おっとり感のてんてんさんから飛び出した「ねたみパンダ」のネーミングは意外な感じで受け止めていましたが、ねたみの的がかわいらしくパンダ・あこがれ猫・マオの三役のほかに脇役キャラクターたちも登場させてほのぼのとした優しい視点の表現にたくさんの思いやりと正義もあふれているのはてんてんさんそのもの。
フラワー通りのどんぐり前ロードアートにも、ねたみパンダが描かれたりしていましたので、このキャラクターもこれから元気に飛び跳ねていって欲しいです。
きょうはてんてんさんのお誕生日でもあるそうですので、きっと心新たな一歩も踏み出せていることでしょう。