12日の土曜日から、落語会のチケットも販売が始まりましたので開催中の岩本ちほ展にお運び下さる方とチケットを求めに来られる方が交差してのどんぐり空間でいます。岩本ちほ展の初日は雨日にはじまり肌寒い数日間でしたが、やっと今日は温かくなりそうです。ちほさんの今回の素材の中には、国内で生産されている布使用の作品も多くしっかりと織られたソフトな布の触感も着るほどに味わいが出てくるようでいい感じなのです。この数年は諸外国の織り布が服の作家たちの間で多く使われていて、民族調の感じも魅力でしたが、国内生産の布の魅力もこれからは作り手と共に紹介していきたいと思う今回の岩本ちほ展です。染めのすずきあきさんも足利の工房で織つてもらっている「あきオリジナル布」で作品を制作されています。価格は少し高めになりますが、わたしたちの気質には着るほどに馴染んで一体感も増してくるような気がします。国内消費生活に身につけるモノも切り替えていく良い機会かもしれないと布に触れながら思うのです。落語会のチケットはゆるやかな流れでお求めいただいていますので一息です。