住まいの団地の我が家では、昨年6月に換気口から数羽のひなが巣立っていきました。とても忙しくしていた頃で、家族の誰もがうちの換気口で鳥が巣作りして卵を産み、孵しているなどとは気がつきもせずに暮らしていたのですが、ある日騒がしく数羽のとりの鳴き声が聞こえベランダをみると、換気口からたくさんのくちばしが出ていたのにはビックリ。それから毎日、親鳥がえさを運ぶ時間がくると換気口のことりたちの大合唱がはじまり、警戒しながらえさをくわえた親鳥はやってくるのですが、見ている気配がしていると餌をくわえたままいつまでも上空を旋回しているのです。子育て真っ最中の鳥たちを追い出すわけにもいかず、一週間ほど騒がしい朝が続きました。やっとぜんぶが巣立つ頃には、換気口下のベランダはたくさんの糞で汚されていました。考えてみるとそのころの前から、洗面所とお風呂の換気は出来にくい状態で、丁度この頃は鳥インフルエンザも騒がれていた頃なので、鳥たちが巣立つまで気が気ではありませんでした。秋になり換気口には蓋があり、我が家の蓋がはずれていることを公団管理の人の通報で解ったのですが、昨日ようやく換気口の蓋を取り付けにきて、またまたびっくり。換気口には巣作りした残骸が30リットルの袋にいっぱいになるほどの巣作りに必要な藁や菓子袋やビニールひもなどが埋め尽くされていたのです。取り除かれた後の換気はとても気持ちよく、換気状況の悪いまま過ごしていたのかと思うとぞっとしました。この鳥たちは、今年も団地のどこかで巣作りをするのでしよう。かわいそうだけれども我が家ではもうできませんねー。鳥の種類は「むくどり」だったような、、、。飛ぶ鳥跡を濁さずですが、巣立った鳥は知らん顔。やっと人の手によりさっぱりとして換気も気持ちよくできるようになりましたので、やれやれです。