どんぐりを始めた頃には、よく下北沢あたりにでかけていましたが、あれから長いこと行けずにいた下北沢。このところ、また行く機会もできてきて心弾みます。昨夜のライブハウスは北口から歩いて5分ほどの所で、商店がびっしりと続く通りを抜けていきます。記憶にある街は、もっとすっきりしていた感じでしたので、店と人の多さに一瞬驚きましたが、その空気感はあの頃のままで違和感なく、初めてのライブハウスにも抵抗無く身を置くことができました。うまくいい感じで街の雰囲気に歴史はつながっていっているのですね。浦安元町の良さも、こんな感じで残っていって欲しいとおもいます。石岡君もオリジナルの曲を伸び伸びと歌い上げ安定したステージで子守歌を聴いているようなやさしい響きでした。優奈さんも、ありのままでゆったりと可愛くステージに構え、ボサノバとジャズを楽しげに聴かせてくれました。客席と出演者がほどよく一体感に浸れる場はとても貴重な空間だと、あらためて思いました。ライブハウスでもたくさんの若者たちが巣立っていくのでしょう。どんぐりとはまた違った生の空間に時折身を置きに行きたいと思う自分がいました。ライブハウスを出たときは雨でしたが、団地の我が家にたどりつく頃は、冬枯れの木立の上に星空がひろがっていて素敵な夜でした。