気がつけば作品のディスプレイは毎日変わり、什器の組み方も少しずつ替えての空間展示。
こまめに演出する中島淳一さんの姿勢を見習わなくてはと思う開期の一週間目です。
天候と気温の変化が激しく変わる開期の日々ではありますが、空間を楽しませていただいてお客さまとのゆったりとした会話も弾めます。
週末はフラワー通りをのんびり歩かれてお運びくださるお客さま。
どんぐり周辺の境川沿いにあった建物は、フラワー通りの中程にある橋付近を広げ道路や公園を造るなどの計画も実行されつつあるようで取り壊され、ぽっかりとした空き地が目立ってきました。
数年後には、どんな景観のフラワー通り周辺の元町界隈になっているのでしょう。
見慣れた風景は一変してしまうのでしょうか、、、。
なにげに歩く元町界隈の空気感が好きなのですが、計り知れない「まちづくり」の現実を毎日突きつけられているようなこのところのどんぐりの日々。
清瀧神社の向かいから入るフラワー通り、神社を背にして歩く町並みは文化財住宅・銭湯・通りに連なる商店の看板、、、曲線の通りはやはり魅力的。
どんぐりはどんぐりのまま歩み続けたいと願いつつ、この通りで10年を過ごしたどんぐりと、どんぐりで続けた中島淳一さん10回目の個展。
それぞれの思い出の中で、2010年の中島淳一展を開催しています。
作品のひとつひとつには2010の刻印と手書きで淳一の銘を。